第三話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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こんなに早く恋次に会えると思っていなかった。
戌吊での生活は、あの別れは昨日の事のように憶えている。
恋次とルキアに出会ったのは父親のように一緒に生活していた人の死の直後だった。
父のように慕っていた人の死とこの場所で独りでは生きていけないとうちひしがれていた自分に、墓を作り共に暮らそうと手を差し伸べてくれたのだ。
二人には霊力の素養があり、羨ましく思いながらも仲間達と尊敬していた。
しかし、治安の悪い戌吊でそれだけでは子供だけで生きていくのは難しかった。
到頭、三人しかいなくなってしまった時にルキアが思い悩んでいるのは知っていた。
だから…
「ルキア、恋次と死神になって生きて下さい」
父が眠る桜の下でルキアにそう告げた。
「瀞霊挺はここよりもずっと住み易いと聞いています。死神となってもここより危険な事もあると思います。けれど、貴女達ならきっと大丈夫だと信じています」
「しかし、それでは暁が…っ」
「私なら大丈夫です。お二人に会う前もここで暮らしてきたでしょう?」
行って欲しくない。
けれど、二人には霊力があるから…
本心を隠してルキアの背中を押した。
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