第二十四話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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暫くして落ち着いた暁の涙を恋次の大きな手が拭う。
「俺はオメーを辛い目に合わせる事しかしてねえ。だから、これからはちゃんと護らせてくれ」
恋次の真摯な眼差しに暁が首を振る。
「今、此処にいるからこそ、叶えられた望みもあります」
もう偽りしか口に出来ない訳ではない。
本心を隠して間違うのは繰り返したくない。
「私はお二人と共に駆けて行く事が出来て幸せです。だから、護るなんて仰らないで下さい」
護る為に恋次は悩み苦しみ、死にそうな傷を何度も負った。
胸が切り裂かれるように痛かった。
何も知らずに約束を交わしてしまった事を凄く後悔した。
「…なら、三人でどこまでも走って行こうぜ」
暁が共に戦う事が幸せと言うのなら口に出しはしない。
誇りを侮辱しないよう、身も心も傷つかないよう陰から暁を護る。
新たにそう誓った恋次の暁にまわしている手に力がこもる。
翌日の朝、治療に来た花太郎と朝食を運びに来た隊士が病室の前で困り果てていた。
中には安心した顔で眠る暁と暁の手を握り締めながらベッドに突っ伏して眠る恋次の姿があった。
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