第二十四話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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「副隊長を呼び捨てには出来ません」
幾ら家族のような絆があっても公私混同は出来ない。
「意外と頑固だな」
入隊からずっと言い続けている暁に苦笑する。
それでも引き下がりたくはない。
「乱菊さん達は名前で呼ぶのにか?あのルキアだって呼んでんだ、気にすんじゃねーよ」
真顔で反論する恋次に今度は暁が苦笑する。
恋次も意外と頑固だ。
「…れ、んじ…恋次…っ!」
そっと名を呼んでみて何事も起きない事に涙が溢れる。
ずっと家族なのか問いたくて、ずっと名を呼びたかった。
やっと呼ぶ事が出来た。
やっと近くに戻れた。
「…馬鹿野郎、これから腐る程呼べんだ。泣くんじゃねえよ…」
暁の涙に思わず抱き締める。
泣き顔を見たのは後にも先にも、父親を失ってうちひしがれていた時だけだった。
暁が泣くのは家族の絆が健在だったから…
それ程、自分は酷い事をしたのだ。
腕の中で自分の死覇装をきつく握り締めて嗚咽する暁が落ち着くまでずっと抱き締め続けた。
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