第二十四話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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暁の苦しみに気づきもしなかった自分が言える事じゃない、顔を合わせられないとここに来る事も躊躇った。
野良犬根性がそこまでも染み着いていた。
「…双極の丘での言葉は嘘ではなかったのですね…」
目に涙を溜めて聞いた暁に自分が会いに行かなかった事も苦しめていたのかと改めて実感する。
「当たりめーだ、オメーもルキアも大事な家族だ」
暁の頬に安堵の涙が伝う。
俺は暁の事を知っているつもりで何も知らなかった。
芯の強い所も、内に溜める所も、創造する事が壊滅的に苦手な所も、怒ると怖い所も、何もかもだ。
それなのに暁は自分との絆を信じてくれた。
信じ続けて何十年も独りで苦しんだ。
「…なぁもう一度、約束させてくれ。んで、もう一度名を呼んでくれよ」
まだ一度も“恋次”とは昔のように呼んでいない。
まだ、暁が遠い気がした。
「前にも申し上げたでしょう?」
暁が困ったように笑った。
涙に彩られていてもそれは凄く綺麗だった。
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