第二十四話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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灯りを灯したままの病室に恋次が滑り込む。
暁は横を向いて丸まり静かに寝入って起きる気配はない。
闇が怖いのか。
一晩はゆうに持ちそうな灯りにそう思った。
自分の所為かと眠る暁の手を握る。
容易く自分の手に包み込まれてしまう小さな手に胸が締め付けられる。
どうしてこの手を放したのか。
この手も放すつもりはなかったのに…
どうして約束を破ったのか。
護ると誓ったのに…
どうして心で流していた涙に気づかなかった。
暁は哀しそうな表情を時折、自分に見せていたのに…
「済まねえ…暁」
絞り出すように呟いた声が静寂に消えていく。
小さな手を握り締める手に力がこもる。
双極で涙を流し、胸を貫いた暁を見てどれだけ追い詰められていたのか思い知らされた。
「…ん…」
暁の眉がしかめられてうっすらと目が開く。
合わせる顔がねえ。
手を放して出て行こうとする。
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