第三話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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【隊長、ありがとうございました】
部屋の前まで律義に送ってくれた日番谷に頭を下げる。
「緋冴」
入隊してから日番谷は公私混同しない為に桜塚と呼んでいた。
久し振りに名前で呼ばれて何事かと日番谷を見つめる。
「本当に阿散井の事は知り合いじゃねぇのか?」
視線だけ此方を向けて聞かれた質問に違うと首を振る。
「俺達が助けたあの時、さっき阿散井を目にした時、お前は恋次と口を動かしたんじゃないのか?」
日番谷の言葉に心の裏側を冷たいモノが流れる。
助けられた時の事を憶えていた…?
【隊長の思い過ごしです。助けて頂いた時の事は覚えていませんが、先程はあまりにも個性的な方ばかりで驚いたのです】
“何て”と口が動いたのだと説明する。
“恋次”と呼ぶ事は今の自分に許されない。
破裂しそうな鼓動をひた隠して微笑む。
「…そうか、つまらねぇ事聞いて悪かった。今日はゆっくり休めよ」
日番谷は信じたのかそう言って帰って行くのにほっとする。
嘘は言っていない。
店で自分は何でと言ったのだから。
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