第十六話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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何を書けばいいのか。
「お前の名をここに書いてくれよ」
檜佐木が指差したのは左胸だった。
恥ずかしそうに顔を赤く染めた##NAME3##が袷をずらして名を書く。
まるで胸に名を刻まれたような錯覚に囚われる。
…錯覚じゃねぇな。
もうとっくに##NAME3##の存在は刻み込まれている。
「…出て来て、この事態が落ち着いたららどっか行こうぜ」
左胸に手を当てて俯いていた檜佐木が##NAME3##を見つめる。
【はい】
筆ではなく手で書いて返事をした。
申し訳ございません…
そのお約束は果たせません。
檜佐木副隊長の気遣って下さるお気持ちは嬉しいのです。
けれど、私はここを出たら逃れようのない罪人になります。
例え、それが不可能だとしても何もしないで待つのは嫌なのです。
力になりたいと仰って下さった貴方を私は裏切って敵に回るでしょう。
ごめんなさい、檜佐木副隊長。
檜佐木が出て行き、静寂に包まれた牢の中から空を見上げた。
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