「バカ、てめーあったりめーだろ、そんなの！」

響いたルキアの沈んだ声音に恋次が声を張る。

「…そうか…そうだろうな…ならばせめて…##NAME3##は」

「ルキア！！」

##NAME3##の鋭い制止の声が牢内に響き渡る。

「馬鹿な事は考えないで下さい！！そんな事をされても私は嬉しくありませんっ！！」

ルキアが死ぬのなら恋次に告げる気でいたのを怒鳴る。

そんな事をされても何も変わらない。

自分の大事な家族を失うだけだ。

「…今、朽木隊長が本部に報告に向かってる。そこで恐らく、テメーの減刑を請う筈だ。あの人はオメーの兄貴だろ。みすみすオメーを見殺しになんかしやしねぇよ」

そうだと信じたい。

「…いや、あの人は私を殺すよ」

ルキアの口から出たのは否定の言葉だった。

拾われてから一度も自分を見た事がない。

ルキアの言葉に現世での朽木の行動を思い出して浮竹から聞いたのは嘘だったのかと思う。

ルキアの言葉が本当ならば…

どうして貴女はそんな所に行ったのですか？



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