第十話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いつ朽木にそんな事をされたのか考えて思い至る。
自分を救護詰所に連れて行く時に手刀で気絶させたと卯の花が言っていた気がする。
「あれはお気になさらないで下さい。仕方がない事ですから」
「いや、それでは私の気が済まないのだ」
頑として引かない朽木に苦笑する。
「では、有り難く頂戴致します。お礼と言う訳ではありませんが、お茶に致しませんか?」
五番隊で雛森から菓子を貰ったからと提案する。
「よいな、では私が茶を淹れてやろう」
それでは何の為に提案したかわからない。
「…そなたに淹れられるのか?」
「それぐらいは出来ます…」
目を丸くした朽木に力無く反論する。
正確には淹れられるようになったと言う方が正しい。
自分の不器用さが朽木の耳にまで届いていた事に脱力する。
「…ふむ、美味いな」
いつもより慎重に淹れた茶を誉められてホッとする。
後で甘い物が嫌いだと知り、何故この時は一緒に食べたのか不思議に思った。
四大貴族当主と聞いて身構えていたより気難しくはないのかも知れないと気づいた。
.