第五夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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「コトハ、その傷はどしたんだ!?」
帰って来たティキに全てを話す
『ティキと一緒にいられるね』
そう言って笑ったコトハに胸が締め付けられる
こんな笑顔を見たい訳じゃない
俺が見たいのは、心からの表情――
作られたモノではなく本当のコトハ自身
どうしたらいい
このままだとコトハの命はなくなる
この能力でイノセンスを破壊すればいいのか
眠るコトハを抱き締める
お前の笑顔のためなら、俺は
「コトハ、出かけよう」
庭に水を撒いているコトハにティキが声をかける
『お出かけ?』
ロードが結ったツインテールの巻き髪が揺れる
「仕事だ。俺のあげた髪留めをしておいで」
仕事と聞いてコトハが走り出す
ティキと訪れたのはデンマークの都市部だった
大きな町にティキの手を握る手に力がこもる
「手袋を外さなければ平気だよ」
優しいティキの眼差しに頷く
「コトハ、ここで待ってて。とびきりの獲物を狩ってくるからな」
『どうして?私も一緒じゃないの?』
見上げたティキの瞳が揺れている気がする
何かがおかしい
「いいから、ここで待ってるんだ」
ティキの大きな手がコトハの頬を包み込む
「愛してる、コトハ」
ティキの口唇がコトハのそれに重なる
「じゃぁな」
手を振って郊外に歩き出したティキを、ぼーっと見送る
口唇にキスなんて初めて
いつもは頬とか額なのに
何かがおかしいティキ
いつもの飄々として余裕綽々なティキじゃない
じゃぁなって、もう会わないような…
まさか置いて行かれた――!?
ティキの向かった方を見ても、その姿はない
不安が襲ってきて走り出す
ティキが、ロードが、皆がいなければ、私はバケモノなんだよ
どこに行ったの、ティキ
私を一人にしないで
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