第五夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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『千年公、お呼びですか?』
コトハがドアからピョコッと顔を出す
まだ外に出るのは早いでスと言われてから、邪魔をしたらいけないとこの部屋に近づく事はしていなかった
一体、どうしたんだろう?
「コトハにここへお使いをお願いしたいんでスV」
千年公の言葉にパッと顔を明るくする
『外に出ていいんですか!?』
「ハイv今日の夕飯は我輩が作りますから、材料をお願いしますネ」
外に出られる喜びに千年公に抱きつく
頭を撫でた千年公がメモを用意する
買い物リストを受け取って部屋を出て行く
「伯爵たま、いいんレロ?コトハたまを一人で行かせて…」
レロが心配そうにすると、千年公は笑った
「カワイイ子には旅をさせろといいますからネvV」
ロードのドアから出たコトハがメモを確認する
う"…またハンバーグだ
千年公はハンバーグが好きなのかしら?
作るといったらハンバーグだし、これしか作れないとか?
どんっ
『あっ、ごめんなさい!』
メモを見ながら歩いていたせいで、人にぶつかってしまった
途端、路地に連れて行かれる
「お嬢ちゃん、ぶつかったらそれ相応の謝罪はしなきゃな」
「いい身なりだねぇ、おい、これなら高く売れそうだ」
ティキから貰った髪留めを取られる
『返して下さい、それは大事な物なの』
夢中で手を伸ばすと、男達の顔が何か恐ろしいモノを見たように歪む
「バ、バケモノだっ!」
コトハの赤黒く大きい手に、男達は口々に叫んで通りに飛び出して行く
髪留めを拾って飛び出すと、そこには人だかりが出来ていた
異様な雰囲気にコトハが後込みすると、人々が石を投げつけてくる
やっぱり、人間なんて嫌い
口唇を噛み締めてロードのドアへ走り込む
「おや、早かったですネ?」
まるで待ち受けていたような千年公に抱きつく
「いじめられたのですネ?」
『…ごめんなさい、買い物っ』
千年公はわかってたから、私を外に出さなかったんだ
優しく撫でていた千年公がコトハに言う
「人間は醜いでス。自分と違う物は排除しテ。」
そうよ、親でさえ私を排除した
「コトハ、その腕を治す代わりに我輩のお手伝いをしませんカ?」
手伝い?
そうしたら、ティキやジャスデビ達と一緒
この腕も綺麗になる?
「一緒にこの世界を終焉に導くのでスV」
『…千年公、腕はとりあえずこのままでいいです』
バケモノと恐れられたこの姿を刻みつけてやる
人間の望むようにバケモノになってやる
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