いきなりアレンの横に立った青年がパンプキンパイを差し出してきた

今、この人…監視って言った…？

「喜んでいただきます」

「待て、アレン。食う前につっこめ！」

『監視するって言ったのよ！？』

迷わずパンプキンパイにフォークを刺したアレンにラビとコトハがツッコミを入れた

リナリーが席を立って走って行くのを見て、コトハがリンクに向き直る

『アレンを監視するってどういう事なんですか？』

中央庁の役人に監視されるような真似をアレンがする筈がない

「アレン･ウォーカーにはノアの関係者の疑いがあります」

『そんな事ある訳ないじゃない！』

私にその疑いがかけられるならともかく、アレンになんてあり得ない

コトハに迫られてたじろいだリンクが、平静を保ちながら言った言葉に走り出す

“詳しい事はルベリエ長官から聞いて下さい”

あの人が来てるなんて、最悪だわ…っ



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