第四夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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スウェーデンの山間にある町と呼ぶには、小さい村のような町
最後に見たのは今から5年前?
あまりよく覚えていない
それでもわかる
目の前の町はそれから何も変わっていない
…神田は後、2、3時間でここにくる
ごめんね、待ってられない
これは私の問題だから
静かに町の中へと歩いて行く
ここにいた頃と変わらない町並み、成長を止めた町の人間
ガツッ
「化物!!」
「化物が帰ってきた!!」
口々に叫びながら、石を投げてくる人間
「人殺しっ!あたしの息子を返しとくれっっ!!」
あれはあの子の母親
あの時のまま、時を止めている
「コトハっ!何をしているのっ!?中に入りなさいっっ!」
ウソ…
どうして
この人が
生きて…
身なりのいい女性が、立ち尽くしたコトハの手を引いて大きな屋敷に入る
「あれ程、外に出たらダメだと言ったでしょう!?あなたはお母さんの側にいればいいの」
『お母さ…』
「そんな変な服なんて着て、誰かにたぶらかされてるのね!?」
これも同じ…
―勉強なさいっ、何かに秀でれば私も外を歩けるのよ―
―どうして町長の娘の私が、こんな子のせいで表を堂々と歩けないのよっ―
―お母さんにはもうあなたしかいないの―
―どこに行くの!?お母さんを一人にしないでっ!!―
―あら、どこの子?―
―私には子供なんていないわ―
過去がコトハにのし掛かってくる
奥底に閉じ込めていたモノが、押し寄せてくる
お母さん、私は化物じゃないよ
嫌っ!学校行きたくないっっ!!
お母さん、私はここにいるよ
ねぇ、お母さんが必要なのは“私”じゃないの?
“私”をちゃんと見て
コトハを見て
私の“存在”を見て
私は何のためにいるの
私はこの世界にいていいモノなの――?
『いやぁぁあああぁっっ!!!』
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