第四夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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「どうしたんだい?コトハちゃん、ついにお兄ちゃんの胸に飛び込んでくる気になった?」
司令室に飛び込んできたコトハにコムイもリーバーも驚いている
『何バカな事、言ってるんですか。これを見て下さい』
コムイの戯れ言を一刀両断にして、目の前に書類を叩き置く
「…時が止まったかもしれない町か、しかもここは…」
目を通したコムイが苦い顔をする
『室長、ここへ任務として行かせて下さい』
「!!ダメだっ!!」
すごい勢いでコムイは却下したのに、リーバーは目を丸くしている
『ここは私の生まれた町です、行けば異変にすぐ気付けますっ!』
探索部隊でも気づかない事にも気づける
「だからこそだよ。キミの事を考えたら、ここに行かせられない」
コムイの気持ちは嬉しい
そして、悩んでいるのも分かっている
『室長として、シンクロ率を上げるために行けと言って下さい』
狡いとは思う
コムイの心を踏みにじるのだから
私がイノセンスとのシンクロ率が上がらないのは、過去のせいだと思う
それを事情の知っているコムイなら、薄々気づいてはいるだろう
「…わかった。でもコトハちゃん、現地で神田くんと合流してから行くと約束してくれるかい?」
神田は今、任務に行っている
終了したと連絡はきたから、そのまま直行すればコトハより2時間程後の到着になるはずだ
『わかりました。現地で神田と合流します』
「気をつけて行くんだよ」
コムイに深々と頭を下げる
『生意気言ってすみませんでした。』
「いいよ。…コトハちゃんには、乗り越えなきゃいけない壁だろうから」
出来ればもう少し後の…いや、ここで心を癒して貰えれば良かった
心の傷が酷くなる可能性もあるのに…
「コトハ、ちゃんと無事に帰ってこいよ」
『はい。ここが私の“ホーム”ですから』
白衣を脱いで団服の乱れを直す
机に置かれたバレッタに目が止まる
迷ってから髪を束ねて留める
私に立ち向かう勇気をちょうだい
『皆、行ってきます』
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