第三夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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「さぁ、お姫様のご到着だ」
パンッパンッパンッ
コムイがそう言った途端、無数の破裂音が鳴り響く
突然の事に驚いてコムイの後ろに隠れる
「「「ハッピーバースデー!!コトハ!!!」」」
パッと灯りが着き、華やかに飾られた食堂と団員達が叫ぶ
何が起こったのかわからないで、呆然としているコトハにリナリーとリーバーが近づいてくる
「お帰りなさい、コトハ」
「おかえり、コトハ」
口々におかえりと言われ、コトハの顔がはにかむ
『皆、ただ今』
やっぱり、ここは温かい
「こっちよ、コトハ。ジェリーさんが腕を奮ってくれたのよ」
テーブルには所狭しと料理が並び、大きなケーキが中央に置かれている
ケーキには誕生日おめでとうと書かれたプレート
信じられない…
「さぁ、ロウソクの火を消して」
リナリーの顔を見てから、周りを見渡す
皆、優しい笑顔で見つめてくれている
「何、ボサッとしてんだよ。さっさと吹き消せ」
部屋に戻ったと思っていた神田までいる
涙が溢れてくる
誕生日なんて祝われたのは何年振りの事だろう
やっとの事でロウソクを吹き消す
ハッピーバースデーの大合唱にもう何も見えない
「コトハ、そのドレスが俺達からのプレゼントだ」
『リーバー班ちょ…』
頭を撫でてくれたリーバーに抱きつく
『ありがとう…ございます…。すごく、嬉しい』
「礼を言うのは早いかもしれないぞ。これから暫くは残業だからな」
はははと笑うリーバーに、コトハの泣き顔が微かに笑う
『しっかり、サポートしますね』
「頼むよ」
「コトハちゃぁ~ん!」
苦笑しあった二人の間にコムイが割り込む
「僕からのプレゼントはコレだよ」
渡されたのは何て事のないただの枕にしか見えなかった
「これはね~、僕の子守唄入りの安眠枕だよ」
枕から聞こえるコムイの子守唄に、首を傾げていたコトハの顔が固まる
逆に安眠妨害になりそうと科学班は思ったが、誰も口にしなかった
『あ、ありがとうございます、コムイ室長…』
部屋に仕舞っておこう
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