第三夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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血の海の中で放心したように佇む今よりは少し幼いコトハ
目の前には母親の無惨な死体
涙を流すでも、取り乱すでもなく、ただ宙を見つめている
「こんにちワv」
突然、シルクハットを被った太った男が現れた
大きな口は両端がつり上がり、耳は童話に出てくるエルフのように長く尖っている
人間からかけ離れた異様な男に、コトハは驚きもしない
「我輩は千年伯爵でスv。コトハ_ローリエルを甦らせてあげましょうカ?v」
初めてコトハが伯爵の顔を見る
『…アレ、あなたが作ったの?』
伯爵の質問には答えず、床に散らばった残骸を指差す
「そうですヨv母親を甦らせて欲しいですカ?v」
『いらない。殺してくれてありがとう』
相変わらず、コトハの顔は無表情で、瞳には何も写していない
「面白い子供ですネv」
伯爵は初めて気付いたように、コトハの右腕を見る
「母親がお嫌いですカ?v」
『嫌い、人間なんて大嫌い』
初めてコトハが表情を出す
それは深い悲しみと絶望に彩られていた
「連れて行きたい所ですが、お邪魔虫が来ましたネvお嬢さん、またお会いしましょウv」
伯爵が言った邪魔とはクロス・マリアンだった
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