第二夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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「お前…チッ、ちょっと来い」
ぶつかった神田に有無を言う間もなく連れて来られたのは修練場
無理矢理、座禅を組まされる
『…何で座禅なの』
「…テメェに必要だと思ったからだ」
座禅って、確か…姿勢を正して座った状態で姿勢、呼吸、心を整える修行法…だった気がする
それが私に必要って、神田は私に何かあったってわかってるのよね?
『…何も聞かないの?』
何も聞かないのって、そんな顔したお前に聞けるかよ
俺らしくもねェが、こうしてやらなきゃと思った
同じエクソシストだろうが何だろうが、任務の邪魔になるなら見殺しにする
他人がどうなろうと知った事じゃねェのに…
『何で?』
そんな事、俺が知るか
どうしてコトハを連れて来たのかも、心の何処かで何がそんな顔にさせているか知りたいと思うのも、自分にはわからない
「…俺には関係ねぇからだ」
わからないからそう答えるしか出来ない
傷付いただろうかとそっと表情を盗み見れば、さっきよりも穏やかな顔をしているのに安心する
心地よい静寂が心を凪いで、ただ静かに時間だけが過ぎて行く
『…神田』
「…チッ、何だよ」
『…ありがとう』
「…フン」
何も言わず、何も聞かれず、ただただ側にいてくれるのが、こんなに心が穏やかになるなんて知らなかった
すごく心地がいい
師匠がいなくなって不安だった
あの人は全てを知って、支えて今の笑う“私”を作った…
まぁ、師匠の場合はそんなに考えるヒマもなかったとも言うけどね
『神田、そろそろ仕事行くね。ありがとう』
「任務があったのか?」
それなら悠長に座禅を組ませなかった
『違う、科学班の助手だよ』
何だ、そうか
どうせコムイのヤツが側に置いておきたかったからだろう
…面白くねぇな
「…鍛練ならいくらでも付き合ってやる」
自然と口から滑り出た言葉に自分でも驚く
「お前、弱そうだからな」
取り繕うように言った言葉に、コトハは微笑んで出て行った
自分から人に関わるとは俺らしくもねぇ
俺はどうしたんだ…?
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