第十三夜
コトハ
raison detore神田落ちの夢です。
すみません、名前返還がわかってなくてコトハ‣ローリエルになります。
申し訳ありません
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歌に導かれて辿り着いた先にグゾルとララがいた
人形なのはララで人間はグゾル
捨てられたのは醜い容貌のグゾルだった
その事実に足元が崩れていく感覚がする
私は人形だと言ったグゾルを醜いと思った
普通と違うから化物と差別する人間
何かを自分より劣ると思う事で、自分は優れていると思う人間の心にある闇
少数よりも大多数の中にいる事で安心する心理
あれ程、嫌悪した暗闇と心理が自分にもあった
私は、私だって同じ人間だった
自分は化物だと卑下する事で、そんな人間とは違うと差別していた
「コトハの側には僕がちゃんといますよ」
止まった手をそっと握られて目をあげれば、アレンが微笑んでいた
『アレン、私も憎んできた人間と同じだった』
離れているグゾルとララに聞こえないように思った事を吐き出す
「やっぱりコトハは変わってませんね」
それは昔からそうだったと言いたいのだろうか
「貴女は人の心に敏感で優しすぎるんです」
アレンが悲しそうに微笑む
「貴女は醜いと思った事で、グゾルを傷つけると自分を責めている」
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