標的8
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名残惜しそうにどいた雲雀から離れる
選択肢なんてないのに卑怯だ
『…何で…』
「何?」
『何で##NAME3##なの?雲雀の気を惹くような事なんてしてない』
俯いて言った##NAME1##に目を大きくする
「わからないの?」
俯いたままコクンと頷いた##NAME1##に嘆息する
無意識なんだ
いや、無意識だからこそなんだ
目の前で俯いている##NAME1##をまじまじと見て再び嘆息する
避ける事しか出来ないのに、興味を引かれてやまない理由
脆そうで危なっかしい
鈍臭いと言ってしまえばそれまでだが、妙に守りたくなってしまう
その反面、どんな風に泣くのか泣かせてみたくなる
「僕が素直に教えると思う?」
『な、何で近づくのっ!?』
こうして近づくだけで、小さな体を強張らせて涙ぐむ小動物
もっといじめたくなる
鼻を擽る香りに柔らかい体を思い出す
「勘違いしないでよ、君はただのオモチャだ」
耳に吐息がかかる程近い距離
言われた言葉に胸が痛い
これ以上、近づかないで…っ
口唇が頬に触れるか触れないかの距離に更に体が強張る
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