標的7
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「へぇ…可哀想だから、これは僕が貰ってくよ」
目付きが鋭くなった雲雀に固まる。
殺気が怖いんですケド…っ!!!
何でっ!?
「ま、待って!全部、食べちゃうの!?」
手から皿ごとおにぎりを拐った雲雀を呼び止める。
いくら成長期でも昼食前に平らげるのはどうかと思う。
ふっくらした雲雀なんて見たくない。
「何か不都合でもあるの?」
更に目付きが鋭くなった雲雀に泣きそうになって首を振る。
「そういえば、風紀委員に入るか答えを聞いてなかったよね?」
やっぱり覚えてたっ!
入るしか選択肢がないのに聞くなんて酷い。
「…持って行って下さい…」
蛇に睨まれた蛙の状態にそう言うしかなかった。
「イヤイヤだったらいらないよ」
「是非とも雲雀恭弥様に食べて頂きたいデス…っ」
わかっていたけど、雲雀は絶対にSだ。
それもドがつくに違いない。
「じゃ、これで許してあげる。けど、早く返事は欲しいかな」
気が長い方じゃないからと言って歩き出した雲雀を呼び止める。
「ちゃんと、味わって食べてね」
「勿論。意外と美味しかったよ、##NAME1##」
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