標的5
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目を瞑ればその時の事は容易く浮かぶ。
自分よりも小さな体で自分を庇った##NAME1##
それだけじゃない。
「##NAME1##の両親が医者ってのもあるけど、コイツはあたしの為に医者になるって約束したんだ」
その言葉を実践するかのように##NAME1##は両親について吸収出来る事は全て吸収してきた。
「成長してあたしの体が強くなって、逆に##NAME1##がこの容姿でいじめられる事になっても変わらなかった」
「だから、今度は##NAME2##が守る番って事なのな」
「…それだけじゃない」
まだ先があると山本に言って##NAME2##が続ける。
「去年の秋に##NAME1##の両親が死んだ」
まるで自分の事のように辛そうに顔をしかめて、体を捩って##NAME2##が絞り出す。
「…家族旅行中の、車の事故で…##NAME1##も怪我を負った、けど…助け出されるまで…ずっと自分の両親の遺体と…っ」
「わかった…もういいのな、##NAME2##」
顔を手で覆った##NAME2##を山本が抱き締めた。
だから、##NAME1##に傷を見せるなと必死だったのかと納得した。
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