クリスマスキャロル
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そして、間が悪いその時に現れたのは未来の精霊、姫でした
『私は…きゃぁっ!?』
気配がするのと同時に投げられたグラスが床に落ちる音と聞こえた声にザンザスが姫を見ました
胸元にウィスキーの染みを作り、尻餅をついたまま大きな眼を更に大きく見開いて呆然としています
「何モンだ?」
『…未来の精霊、姫…』
まだ呆然としたまま名乗った姫を頭から足までザンザスはじっくりと眺めました
姫は染みになった服に気を取られて、そんな視線には気づきませんでした
『あっ!!そうだった!』
自分の役目を思い出した姫は立ち上がってザンザスに駆け寄りました
『今のままでいるとね、ザンザスが死んでも誰も悲しんでくれないんだよ』
見上げてそう言った姫の眼には悲しみと包み込むような慈愛に満ちていました
「…お前は悲しむのか?」
男らしい手が姫の頬に触れ、親指で撫でられるのに姫の頬は赤く染まり、戸惑うように視線が揺れています
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