初恋 act2
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身構えた姫の耳元に艶のある声が滑り込む
言われた言葉が信じられなくて反芻する
『イヤイヤ、あり得ないしっ!!』
今度はどんな嫌がらせだよ
「姫…その足りない脳味噌でよく考えてみろよ」
鍛練で体中が傷だらけになっても顔には傷がないのは?
ラビとの時間を悉く邪魔したのは?
叶わない初恋は終わらせておけと強要するのは?
他人に関心のない神田が自分だけに事ある毎にかまうのは?
神田のあの一言で全てに説明がつく
ならば…
『あたしなんかであんなに怒ったのもそういう事?』
恐る恐る見上げて聞いた姫に神田の口角が上がる
「この俺が惚れた女なんだから、もっと自分に自信持てよ」
嘘だ、あり得ない…
人の事をおちょくってるのに違いない
「その眼は何だよ、信じねェなら信じさせてやろうか?」
自分を見下ろして笑んだ神田は危険な気がした
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