Sweet kiss
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夜の食堂に甘い香りが充満している
バレンタインを明日に控え、奮闘している者が三人―
「アラ、姫ったら大丈夫?」
「本当、手が傷だらけよ?」
ジェリーとリナリーに言われた姫が小さくなる
その手は切傷と火傷で一杯だった
『大丈夫…』
ジェリーとリナリーの手元をチラッと見た姫が小さく溜め息を吐いた
リナリーってお料理も出来るんだ
ラビやアレンの分を共同製作にして良かった
自分一人ではケーキなんて出来なかっただろう
…神田にあげるの止めようかな
「それにしても、神田は幸せ者ね」
リナリーが姫の手元を覗きこんで微笑む
『どっ、どうして?!』
こんな不恰好で食べられるかわからないような見た目のチョコを貰う神田が幸せ者!?
こんなのあげても喜ぶ訳がない
「姫の気持ちが沢山詰まったチョコよ?」
「この世界に一つしかない、唯一無二のチョコを貰って喜ばない男なんていないわよ」
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