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リナリーの真意がわからずに首を傾げていた姫の目に、ここにいる筈のない人物が飛び込んでくる
『神田!?』
宿の階段を降りてきている神田に叫ぶ
「同じ宿にいたなんて奇跡ね」
数ある宿の中で二人が同じ宿にいるとまでは、想像していなかった
クリスマスの奇跡かしら
「姫、代わって貰える?」
リナリーに言われるがまま、受話器を神田に渡す
どうして神田がここにいるの…?
クリスマスには逢えないと思っていた
降って沸いた幸せに鼓動が早くなる
『な、何?あっ!』
受話器を挟んで神田が姫の左手を取って、手首に巻かれていた赤いリボンをスルッと解いた
そのリボンは任務に出る前にリナリーが、クリスマスには帰ってこれるおまじないだと巻いてくれた物だった
「なるほどな、確かに受け取ったぜ」
リボンの裏に目を通した神田がうっすらと笑んで電話を切る
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