アメとムチ
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「わかったから、さっさと腕を出してやれ」
何事かと部屋中の人間の視線が集まるのに苛立ちが募る
おずおずと左腕をまくった姫が、神田に右腕をまわして顔を押しつける
「じゃあ、すぐ終わるからね」
途端に姫がビクッとしてしがみつく手に力が込められる
更にアルコール綿で拭かれて力が増す
「少しチクッとするよ」
針が刺さり、そんなに痛くなかったかもと思った瞬間、ワクチンが入ってくる痛みがじわじわと広がってしがみつく手に力を込める
ほんの数十秒が長く感じる
「はい、終わったよ」
『うっ、ふぇっ…』
終了の言葉と同時に泣き出した姫に、部屋中から柔らかい笑みが漏れる
「今日はお風呂入ってもいいけど、過激な運動は駄目だからね。それと…」
頑張ったご褒美だよと棒つきキャンディを渡されて姫の顔が綻ぶ
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