アメとムチ
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『…冷たい…私を好きじゃないでしょ』
嫌われるのは嫌だけど、注射はしたくない
追い詰められて涙目で睨む
考えてみれば、神田から好きとか愛してるなんて言われたのは数えるくらいしかない
こんなに簡単に別れるなんて言葉が出るのは、神田は自分をそんなに好きじゃないとしか思えない
意地悪く口角をあげた神田が近づいてくる
「いいや?俺は姫を愛してる」
耳元で囁かれる滅多に聞けない愛の言葉に目を丸くする
「お前が苦しむ姿を見たくねェんだよ」
顔が熱く、赤くなっていくのが自分でもわかる
どうしよう、こんな事言われたら、受けてもいいかなって思っちゃうじゃないっ!
「姫…俺に嫌われてェのかよ?」
甘い声に姫の中で注射の恐怖よりも神田への愛が勝った
この誘惑に勝てない訳がない
『神田がついててくれるならやる…』
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