アメとムチ
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「どうせ注射が嫌で逃げてんだろ」
『う"っ…』
神田に注射が大嫌いなんて言った事ないのに
『注射されるぐらいならかかった方がいいもん!』
開き直った姫に頭を抱えたくなる
「これ以上患者を増やして誰が看病するんだ?俺は面倒見ねェからな」
『ぐっ…』
恋人とは思えないセリフにもう返す言葉も出ない
一瞬で終わるだろと近づいてくる神田からジリジリと逃げる
『痛いからイヤ!絶ッッ対やらない!!』
「…そうかよ」
低く呟いた神田が姫に背を向ける
わかってくれたのかと顔を輝かせた姫が、次の言葉に固まる
「今回のは死人も出てるらしいぜ?エクソシストが戦死じゃなく、病死なんて情けねェな」
しかも予防法があってという事実が、情けなさに拍車をかける
「それで良ければやらなくていいぜ。その時には別れてやるけどな」
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