『何っなの！？この部屋はッッ！！』

案内されていた姫姫が叫ぶのもムリはありません

ラビの部屋は新聞やら本やらが、アレンの部屋は食べ物が、リーバーの部屋は本や怪しげな実験道具が、ティキの部屋はカードや博打道具が、ジャスデビの部屋は服やかつらが散らかし放題だったのです

「いや、だってよ…」

「デロ達、片付け出来ないし」

「やった事ねーしなぁ」

「毎日、新聞はくるしさ」

「お腹も空きますしね」

「アイデアは尽きないしなぁ」

デビット、ジャスデロ、ティキ、ラビ、アレン、リーバーが気まずそうに言い訳するのに開いた口が塞がりません

『…私が片付けます』

アニタお姉様、ミスチョイスです

私は何の為に来たのでしょう？

溜め息をついてそれぞれの部屋を片付け始めました

姫姫はコムイ王のお陰？で片付けは得意でした

こうして奇妙な生活が始まりました



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