案の定、大の字になって昼寝しているゾロに口元が緩む

『ゾ～ロっ？』

「…ん、あぁっ！？」

何かが乗る感触に目を覚ませば、自分に馬乗りになってい姫がいた

「てめっ、姫っ！そっから退け！！」

思った通りの反応

誰が退くもんですか

『ゾロ、クッキー焼いたの。食べて？』

ゾロの膝に座ったまま、クッキーを一枚差し出す

こいつ…無意識か！？

目の前に愛しく思う女が、膝の上にいる

ニコニコと笑う姫が小悪魔に見える

「…クソコックにもやったのかよ？」

『そうよ？』

普通に食べさせただけだけどと内心で、舌を出してしれっと答える

さぁ、あなたはどうするの？



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