耳に残るは君の声
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「貴女は信じてもう少しだけ待っていて下さい」
目をつけられている姫達はこれからどんな目に遭うかわからない
「…何があっても貴女の側に僕はいます」
何かを堪えるように眉をよせて言った骸に、自分の身に何かが起こる事がわかる
それが何かはわからなくても大変な事なんだと悟る
『何があっても大丈夫。##NAME2##も頑張るから…』
“待ってる”とは言えなくて膝で立って骸を包むように抱き締める
「貴女という人は本当に…」
マフィアが守護者ではなく女神だと例えたのも自分のような他の男が惹かれてやまないのもよくわかる
出来るなら自分からさらわれないよう閉じ込めてしまいたい
「…そろそろですね」
暗い考えを奥底にしまい込んで逢瀬の終わりが近づいて来ている事を告げる
別れる前に聞きたい言葉があった
『骸、愛してる』
「…っ!」
聞きたい言葉と共に柔らかい口唇が触れる
「愛しています。必ず貴女の所に行きますから」
さぁっと愛しい姿と見慣れた景色が消えていく
いつものベッドの中で
囚われた水牢の中で
違うのは互いの耳に残る愛しい人の声
→アトガキ