耳に残るは君の声
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ザァッと吹き抜ける風を感じて目を開けると、見慣れた青い湖に緑の木々が飛び込んでくる
その湖の畔にある一本の木の下に焦がれる姿があった
『骸っ!』
顔を輝かせて抱きついた姫を骸は柔らかく笑って受け止めた
「待っていましたよ、姫。今日は随分と遅かったですね」
姫の頬に触れ、あげさせた顔を覗き込むように骸の整った顔が近づく
それだけでも顔を赤く染めて恥ずかしがる姫に笑みがこぼれる
『ご、ごめんね。ツナ達と遊んでてレポートするの忘れちゃって…』
「クフフ、僕と姫の大事な逢瀬の邪魔をするとは…今度、沢田綱吉にはきつく言っておかなければいけませんね」
未だ骸は“復讐者”の暗く冷たい水牢の中にいる
だからこそ、この精神世界での時間は貴重な逢瀬でもある
『む、骸っ!ツナは悪くないよ!##NAME2##が要領悪いだけだから…っ』
瞳に剣呑な光を宿して笑った骸にフォローする
ツナに無駄な争いはさせたくない
「##NAME2##になっていますよ」
指摘されて姫が口をつぐむのに骸が微笑む
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