convoiate
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雲雀が運転席に座るのに、周りを見渡す
学生の時から彼を尊敬し、ついてきた草壁の姿がない
「どうしたの?早く乗って」
『どこに行くの?草壁さんがいないけど、もしかしてデート?』
イタリアには大学の休みを利用して何度か来ている
でも、こんな風に二人で出かける事は数えるくらいしかなくて姫の顔が綻ぶ
「やっと笑ったね。今日は大切な日になると思うよ」
『大切な日?』
シートに座って小首を傾げた姫に雲雀が楽しそうに微笑んだ
何年経っても姫は変わらない
幾度となく身体を重ねて愛を育み、籍を入れて雲雀姫となった今も、昔のように可憐で可愛い姫
匣の研究の為になかなか逢えずとも、不平を言わずに耐えて自分の帰りを待っていてくれる
自分の事をよく理解してくれて、あり得ないぐらい愛しくて共に歩む事を決めた
今日はそんな姫へのプレゼントを用意してある
「着くまで内緒だよ」
機嫌のいい雲雀に嬉しくて微笑んで、どこに行くのか当てようと窓の外を眺める
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