convoiate
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『恭弥、遅い…』
ボンゴレ本部の一室で姫がポツリとこぼした
朝、起き抜けに迎えに行くからと言われ、どこにも行かずに待っているのに雲雀はまだ訪れない
『結婚しても変わらないのかな…』
そこにあるのが当然とばかりに輝く左手の指輪を見ながら溜め息をつく
紆余曲折を経てプロポーズされたのは、半年前の事だった
一週間後に日本で式を挙げる事になっている
雲雀と結婚する事に何の憂いはない
むしろ、結婚なんて形ばかりのものは諦めていたから、涙が出るくらい嬉しかった
『バカだなぁ…##NAME2##、弱ってる』
日本で大学に通っている間、雲雀は匣の研究に世界を飛び回ってなかなか逢えず、ずっと寂しかった
だから、これからは側にいられるのだと頭の中で勝手に決め込んでいた
「おはよう姫、出かけるよ」
部屋に入ってくるなり、手を引いて歩き出す雲雀に困惑する
一週間振りに逢ったというのに、これはどういう事だろう
出逢った頃と比べて大分、優しく丸くなったと思うのに、こういう所は変わっていない
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