赤ずきん--?
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三角の狼の耳に、手は狼の手の形をした二の腕まである手袋
丈の短いノースリーブに尻尾のついたショートパンツにブーツのような狼の足
そのどれもがふわふわの毛皮だった
『雲雀も可愛いね』
「何それ?そんな事言われても嬉しくない」
ブスッとした雲雀に姫が笑う
こんな雲雀が見れるなんてかなり貴重だ
「あの、ふ、二人とも?」
姫を抱き止めたまま、世界を作りつつある二人にツナが遠慮がちに声をかける
邪魔なんかして後で絶対に咬み殺されるよーっ!
この役って一番大変じゃないか
読むだけだと喜んだのは間違いだったとツナが後悔し始める
『赤ずきんちゃん、この奥に綺麗な花畑があるの。摘んで行ったら、お婆さんもきっと喜ぶよ』
ツナを困らせちゃいけないと姫がセリフを口にする
「そんなのどうでもいいけど、君がそういうならそうするよ」
大分、かけ離れたセリフだが、劇が進むのにほっとする
艶やかな笑みを浮かべて何かを姫に囁いた雲雀は機嫌良く舞台から消えた
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