操り人形
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「姫、俺が守る。一緒に来い!!」
手を広げるシャンクスの胸に飛び込む
『…シャンクス、貴方について行きます!…出逢った時から貴方に惹かれていました』
「愛してるぜ、姫。もっと俺に溺れさせてやるからな、覚悟しとけよ」
にぱぁっと顔を輝かせて笑ったシャンクスが、姫を抱えて走り出す
姫が広間に倒れているジョニーに向かって、指輪を投げつける
先程までの雰囲気は何処へいったのか、少年のようにはしゃぎながら船へと走るシャンクスに姫が苦笑を浮かべる
思っていたよりも大きな船に驚いた
「ギャァーッ、頭がホントに拐ってきたァーっ!!」
賭けでもしていたのだろう、負けたと騒ぐ船員達にシャンクスが満面の笑みで姫を紹介する
「テメェら、姫に手ぇ出したらどうなるかわかってんだろうな」
ギロッと睨みを効かせたシャンクスに、本当にこの海賊団の頭だったのかと感心する
そして思い至ったかのようにドレスを脱ぐ
「うわぁっ!?姫っっ!何してっ…お前ら姫を見るんじゃねぇっっ!!!」
いきなり着ていたドレスを脱いで海に捨てた姫にシャンクスが慌てふためく
『海賊団の頭の女になるのに、ドレスはいらないんじゃなくて?』
ニッコリ笑った姫に一瞬、呆気に取られたシャンクスが笑いだす
「俺が惚れる女だけあるぜ、いい度胸だ」
よく表情の変わる少年のような人
姫にマントを渡したシャンクスが見つめてくるのに、姫が微笑む
とんでもない人を好きになってしまったらしい
それでも自由なこの人の隣なら、自由に何処までも自分の足で歩いて行ける
操り人形のお姫様は、海賊に心ごと拐われて歩き出す
→アトガキ