この恋の終わりかた
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「………イミテ、何で泣いてるんだよ………?」
ああ、
アナタがびっくりしてる
私、めったに泣いたことないもんね
でも今は
今日だけは
ただ、ただ
苦しくて
おさえきれなくて
泣くなって
いいきかせたって
もうこの涙は
止まるはずないよ
私は
今でもアナタが好きなんだよ
苦しいほどに思ってる
でも、ね
「ちょっと嬉しくてさ。ずっとレッドに嫌われてると思ってたから。」
ここまできたら、隠し通してみせるから。
「はは、なんで俺がイミテを嫌うんだよ。イミテは大切な友達!」
うん、友達。
泣いちゃって
ごめんね?
もう二度と
アナタに迷惑、かけないから
この想い、
なかったことにするから
もう、
諦めるから
いつまでも
友達でいられるように、ね
「レッド、行ってらっしゃい。頑張ってね。」
「おう!ありがとな。」
レッドは私に笑顔を見せて、黄色い彼女目指して歩いていった。
アナタの後ろ姿は、いつも頼もしいね。
遠くて、遠くて。
届くことない、その背中。
ああ、でも、
こんなの、
残酷すぎるよ
「何やってんだろ、私。」
こんなにボロボロになって
傷ついて
バカみたい
ねえ、
いつかまた
心の底から笑えるかな?
アナタとイエローの姿見ても、
切なくならないかな?
この苦しい恋路、
もうすぐ終わりがくると思うから
きっとまた
笑える、よね?
「イミテ先輩、俺諦めませんから。」
後ろからゴールドがやってきて、それだけ言い残して去っていった。
きっと彼は、全部見ていたんだろう。
「ゴールドは、強いね。」
遠くなった背中に、またそうなげかけた。
皆、強いね
私にはそんな勇気、ない
もう、頑張れない
だから
早く早く、
この想いが消えますように
苦く切ない、この恋路
終わりを告げてくれるのは、
きっとアナタと彼女の笑顔
ほら、
もう、すぐそこに迫ってる――…、