この恋の終わりかた
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「そっか、じゃあ俺にもまだチャンスはあるってことだよな!……俺、告白してくる。」
ああ……、
アナタはそういう性格だったね
どんなことがあったって、
前に進もうとするんだよね
私、アナタのそういうところに惚れたんだよ
強い人だな、って
真っ直ぐな人だな、って
アナタのこと、大好きだった
大好きだったよ
「……そうだね、頑張って。」
頑張らないでほしい、そう思っってしまったのは、私しか知らない内緒の事実。
私の本当の思い。
もう、届くはずもない、この思い…。
「いろいろとありがとな。イミテ、ほんとにいい性格だよな。」
「そんなことないよ。私、性格直すように頑張ってるんだから。」
意地っ張りな私
勇気がだせない私
嫉妬してしまう私
素直になれない私
自分をまるごと、変えたくて
イエローのような性格に憧れてて
「なんでだよ。直す必要なんて全然ねーじゃん。イミテの今の性格、いいと思うぜ?」
ズキン、と胸が痛んだ
じゃあどうして、
私じゃなくてイエローを選んだの?
いいと思うって言ったくせに、
私とは性格が正反対のイエローを選ぶの?
どうして?
アナタのその軽はずみな言葉が、
私をもやもやの渦にまきこんで、
ぐちゃぐちゃにするんだ
もう、
分からないよ
私は、どうすればいい?
細かい傷が、
鋭く深くついてしまった
私の心
そんな私に、
「今だから言えることなんだけどさ、」
アナタは最後に、
「俺、最初の頃はイミテのことが好きだったんだぜ。」
最大の傷痕を残した
何がいけなかったんだろう
私が勇気をださなかったから?
協力しちゃったから?
イエローと友達だったから?
イエローとレッドが出会わなければ、
もしもその前に
気持ちを伝えていたら
今ごろアナタの隣にいるのは
私だったの?
幸せそうに笑えてたの?
泣かないって決めたのに、
ああ、ほら、
もう涙が止まらない