この恋の終着点
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どんなに時間が経っても変わらない
アナタの優しいところ
思いやれるところ
正義感の強いところ
私はそこに惹かれたの
とてつもなく好きになったの
“なあ、君いつもここで修行してるよな?ポケモン好きなのか?”
“え…ああ、まあ…”
“じゃあポケモンバトルしようぜ!1対1の一本勝負な!”
“えっ!?…アナタ、誰?”
“俺はレッド!マサラタウンのレッドだ。よろしくな!”
はやる気持ちを
止められなくなったの
ああ、本当に変わらない
アナタも
きっと、
私の気持ちも
一件落着して野次馬がどんどん帰っていく。
でも私の足は動かない。
違う…、動きたくない…。
傷つくかもしれないのに
何が起こるか分からないのに
私……彼に見つけてほしいと思ってるの?
「あ……」
すっかり人が少なくなった頃、彼の瞳が私をとらえた。
…私って本当にバカだ。
今になってここから立ち去らなかったこと後悔してる。
だって、なんて言ったらいいか分からなくて、息がつまる。
そんな不安をかかえている私はお構いなしに、彼はゆっくりと近づいてきた。
「イミテ…、久しぶり!」
そしていつもの笑顔でそう言ったんだ。
「……あ、うん…。久しぶり……。」
「何年ぶりだろうなー。しっかしイミテ、全く変わってないな。」
「それを言うならレッドだってそうじゃん。」
「そうかあ?背伸びたんだけどな。」
レッドが昔と同じ調子で話すから、私もそのペースに巻き込まれていく。
突然、レッドがハハッと笑った。
「どうかした…?」
聞き返せば、ジッと目が合う。
「よかった…。やっと会えた。」
彼は、笑った。
ねえ、ほんとに?
「…探してくれたの?」
「ああ。ずっとな。」
アナタはこんな私を、
「……だってイエロー、は…?」
「イエローとはあれから何もない。」
まだ思ってくれてるっていうの?
「イミテに断られて何度も忘れようとした。でも無理なんだ―…。」
ここまでいろんなことがあった
勘違いしたり
素直になれなかったり
「離れてから、ずっとイミテのことが頭にあって」
少しの思い違いが
大きくなって
取り返しがつかなくなった
「ハハッ…。なんか未練がましいかもしれないけど……、」
たくさん苦しんだり、
傷ついたり
辛かった
.