正直になる方法
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それに今は、
「レッドさん、どうかしましたか?」
今はイミテよりもイエローといるほうが落ち着くんだ。
余計なことを考えなくてすむ。
「いや、なんでもない。修行するか!」
「はい!イミテさんとゴールドさんにも声かけてきますね。」
これって、好きってことなのか…?
でも………。
「いたいた!レッド!」
イエローが歩きだそうとした丁度そのとき、遠くからイミテが走ってきて俺の名前を呼んだ。
「ゴールドがね、レッドとバトルしたいって、探してたよ。」
「僕達もちょうど今行こうと思ってたんです。」
「バトル、か。久々にやるか!さんきゅ、イミテ。」
俺の言葉を聞きにっこり笑い、歩きだすイミテ。
風になびく、サラリとした髪。
……ああやっぱり、たまにイミテを目で追っている自分がいる。
こんな中途半端な気持ち、らしくないな。
そう心の中で思わず苦笑した。
(だったら、もう関わらないようにしよう)
だから、バトルが終わった後、
俺はふざけあってた2人に言ったんだ。
「はは、ゴールドとイミテは仲良いな。はたからみると付き合ってるみたいだぜ。」
半ば冗談、半ば本気。
俺の言葉にゴールドもイミテも目を見開いてこっちを見ていた。
その視線に耐えられなくて
「なあ、イエローはどう思う?」
思わずイエローに助けを求める。
でも彼女も困った表情を見せ、言葉をつまらせるばかり。
「なんでそんなこというんスか!」
「そうだよ!レッドって鈍感なくせにどっかズレてるよねー。」
笑いながらそう言うイミテ。
……鈍感なのはお前だろ。
「そんなに責めなくてもいいだろ!」
俺は本当のこと言ったまでなのに。
その後もいろいろ言われそうになったけど、イエローが上手くかわしてくれた。
帰り道にイエローに「助けてくれてありがとな。」とお礼を言えば、いえ、と優しく笑ってくれた。
「じゃあ、僕はここで。今日は楽しかったです。」
家についたらしくイエローが立ちどまった。
「じゃあ、イミテ、家まで送ってやるよ。」
それは素直に口から出た言葉。
恋愛感情とかは全くなくてただ単に、久々にイミテと話してみたい、そう思ったんだ。
「えっ、でもレッドと方向違うし、迷惑じゃない?」
「平気平気。そうたいして遠くないし。」
俺が笑えばイミテも優しい笑みを浮かべた。
「んー…、じゃあお願い「イミテ先輩!俺が送ります!」
ゴールドが彼女の言葉をさえぎった。
「ゴールドが!?えっ、でもゴールド、ジョウトだから、だいぶ遠回りになるでしょ?」
「平気ッスよ!俺が送りたいんです。」
「えっ………?」
いくらイミテでもこれなら気づくだろ…、ゴールドの気持ちに。
「まあゴールドがいいなら、後はイミテ次第だな。どっちに送ってほしい?」
「えっ……。私は……、」
」
一応聞いてみたけど、まあどうせゴールドって言うだろう。
だから、俺は、
「レッド、送ってくれる?」
彼女の言葉に耳を疑ったんだ。