正直になる方法
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「……なんか、イミテがいないと調子くるうんだよなー…。」
もう何日も声聞いてないし、顔見てないし、原因はそれしかないよな…。
「……レッド先輩…。」
ゴールドは何やら真剣な表情で俺の顔をジッと見た。
「ん?どうした、ゴールド。」
「俺、前から思ってたんスけど……レッド先輩って、イミテ先輩のこと、好きなんスか?」
ゴールドの言葉に思わず耳を疑った。
「な、何言ってんだよ…。」
俺がイミテのこと…好き?
そんなの考えたこともなかった。
俺はずっと仲間として接してきて……、イミテとは一緒にいると落ち着くけど…。
……、好き?
「あ、先輩赤くなりました?やっぱ好きなんスねー。」
「バ…、バカ!好きなんかじゃない!」
なんだか恥ずかしくなって思わずそう言ったら、
「ほんとッスか?」
ゴールドが真剣な眼差しが目に映った。
「本当にイミテ先輩のこと、好きじゃないんスか?」
念を押すように、もう一度。
正直、分からない。
でも…。
「お、おう…。」
なんだかモヤモヤしていたけど、もう後にはひけない気がした。
これが、全ての始まりだったんだ。
「よかったー!俺、イミテ先輩のこと、好きなんッスよ。」
「!」
照れくさそうに笑うゴールド。
ゴールドが、イミテを?
どうして?
いつから?
聞きたいことはやまほどあるけど…。
「……何でそれを俺に言うんだよ……?」
イミテに言えばいいことなのに、どうして俺に…?
「一応、レッド先輩の気持ちを確認したほうがいいかと思ったんで!」
ゴールドはニッと笑いながら言う。
「イミテ先輩とレッド先輩っていつも一緒にいるでしょう?俺、てっきり好きなのかと…。」
「はは…、まさか。」
まさか?
どこに確信があってそんなこと言えるんだ?
イミテと一緒にいたのは、居心地がよかったから。
それは…、好きってことなのか?
「それに、俺も混ぜてほしいんです!レッド先輩とイミテ先輩の修行に!」
「修行に……!?」
まあ、そりゃあ人数が多いほうがいろいろできるに決まってるけど…。
でも…、なんか嫌だ。
「俺はいいけど、イミテが何て言うか…。」
とりあえず曖昧に答える。
本当は俺、2人きりのが…。