この恋の終わりかた
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ねえ、
アナタのこと
最初に好きになったのも
最初に話しかけたのも
最初に、
笑顔をみたのも
全部全部、私だったのに
ああ
いったい、どこで狂ってしまったんだろう
この恋路は
【この恋の終わりかた】
マサラタウンにある高原。
「くっそー!やっぱりレッド先輩には叶わねー!!」
戦闘不能になったエイパムのエーたろうと同じように、ゴールドは芝生の上にゴロンと寝転んだ。
「はは。でも前よりはよくなってたぞ?後はゴールドの指示のタイミングだけだな。」
ニョロボンのニョロをモンスターボールに戻しながら、レッドはそう言い、なあ?、とこっちを振り返った。
彼の瞳と私の瞳がぶつかって、胸がドキンとはねたのを知るのは、きっと私だけ。
「うん。でも技の特徴をしっかり確認して、すぐに判断しないとね。」
「ゴールドさん、上達したと思いますよ。頑張ってください!」
イエローが可愛らしく微笑む。
「よし!じゃあまずはイエローさんを目標に頑張るッス!」
「えっ!?僕ですか!?」
イエローの言葉に、ゴールドは少しイタズラな笑みを浮かべる。
「だってイミテ先輩は目標にするほど立派な人じゃないしー。」
「ちょっと……ゴールド!!」
「ゲッ!冗談ッスよ、冗談!」
私が拳をつくって見せれば、ゴールドは手を頭の上で合わせ降参のポーズをする。
「まったく、すぐからかうんだから!」
「だってイミテ先輩おもしろいんッスもん。」
「そういう問題じゃなくて…」
でもホントは私、この関係好き。
だって気軽にこんなことできるのって、信頼しあえてる証拠でしょ?
こういうふうにじゃれあえるのはいいことだと思ってた。
「はは、ゴールドとイミテは仲良いな。はたからみると付き合ってるみたいだぜ。」
レッドのこの言葉を聞くまでは、ね。
「私とゴールドが……?」
「ああ。もう入りこむ余地がないっていうか…。二人にしかない世界があるっていうか…。もうこのまま付き合っちゃえばいいんじゃね?」
ズキンと、胸が痛んだ。
レッドは、私が誰と付き合おうと関係ないんだよね。
私はこんなにもレッドのことばかり見てるのに、レッドは気にとめてもないんだね。
それどころか、
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