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暑い暑い、
夏の日のこと
これ以上日焼けするの嫌だから!!
と言って外に出たがらない君を引っ張って、俺は無理矢理外につれだした。
【小麦色をした君の手をひく】
「ねえ、どこ行くの!?」
「秘密!!」
さっきから、こんなやり取りばかり。
あまりに俺がじらすもんだから、彼女は少しすねているようにも見えた。
「あっつ…」と言って日差しを遮るために手を顔にもってくる仕草も、なんだかかわいらしくてくらくらする。
「まだ~?」
「後少し!!」
俺は走るぞと言って、君の手をより強く握る。
暑い中手を繋ぐなんて余計に暑くなる、とか文句を言われるのも覚悟の上だったけど、意外なことに彼女はそのことについては黙ったままだった。
走って、走って。
たどり着いたのは…ヒマワリ畑。
青空の下、鮮やかな黄色がゆらゆらと揺れていて、隙間からはちらちらと茶色が覗いていた。
「綺麗……」
「だろ?」
思わずこぼれた…といった感じの言葉に、俺は笑う。
フワァと風が吹いてきて、黄色がよりいっそう揺れた。
「すごいよね、ヒマワリって、こんなに大きな花が咲くんだもん。」
愛おしそうにヒマワリを眺める彼女。
「ヒマワリってさ、いつも太陽のほう向いてるからこんなに成長できるんだろ?」
「うん。だろうね。」
「じゃあ俺達も太陽の下でバトルとかしたら強くなれるかもな?」
俺はニヤリと笑う。
彼女もクスッと笑った。
「あはは、なにそれ。結局バトルしたいだけでしょ?」
「まあな!」
「…まあいいや。レッドらしいし。バトルしよう!負けないからね!」
「おう!」
(本当は君と少しでも一緒にいるための口実)
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