言葉遊び~自分のことが嫌いな女の子のことを好きになった男の子の話~
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【RUBY】
「分からないな。」
彼がポツリと呟いた言葉はあまりに予想通りすぎて笑ってしまった。
そうだよ、分かるはずがない。
だってルビーは自分自身のことが大好きで。
そんなところですら、私と正反対だろう。
「本当に分からない。どうしてだい?」
ルビーは目を真ん丸にさせて、私を見つめ返していた。
「どうしてって、根本的なことだよ。」
ただ単に、考え方の違い。
「根本的…か。僕は別に、そもそも君が引け目を感じるところは1つもないと思うけど。」
「どういう意味?」
「だって君はそんなにcuteな顔をしているじゃないか。足も長くて綺麗だし、ウエストも細いし、手の形だってそんなに魅力的だし…ああそうだ!今度はハロウィンだから魔女を意識した服でも作ってみようか。また採寸させてく」
「ちょっと待った!!」
ばーっと一気に話し出したルビーの言葉を思わず遮る。
なんどか気恥ずかしくなるような言葉がたくさん出てきたし、少し変態じみた発言があった気がするけどこの際気にしない!
「…ルビーは、私の見た目が好みなだけなの?」
恐る恐る。言葉を絞り出す。
もしかしたら彼は、私をコンテストに出すポケモンと同じような感覚で見ているのだろうか。
もしそうなら余計嫌だ。
絶対に無理。彼と付き合ったって自分自身が苦しくなるだけ。
「ぷっ……」
吹き出す音がして、見れば案の定ルビーが笑っていた。
「ああ、ごめんごめん。もちろん
見た目も大好きだからその通りなんだけど、ずいぶん自信たっぷりな発言だと思ってね。」
「違、」
「分かってるよ。そういう意味で言ったわけじゃないって。」
あはは、と悪びれた様子もなく笑うルビー。
私があせる様子を見て楽しむなんてたちが悪い!
でもおかげで少しだけ、真面目なはりつめていた雰囲気が和らいだ気がした。
「…見た目だけが好きなわけじゃないよ。見た目“も”好きだ。一番好きなのは、君自身かな。」
「どういう意味?」
「覚えてるかな。前、君にMIMIの話をしたとき、泣いてくれただろう?そのことがすごく印象的で、今も頭を離れないんだ。」
そんな些細なこと、と言えるはずもなかった。
そう言ったときのルビーの表情はすごく嬉しそうだったから…。
「そんな君だから好きになった。君の“心”を好きになった。だから、大好きな君の願いは叶えてあげたい。君を変えるプロデュースを僕がしてもいいかな?」
「変えるって…ルピーは今の私が好きなんでしょう?」
「少しぐらい性格が変わったって、君が君であることは変わらないよ。前に話したことがあるよね、僕自身、求めるものを強さから美しさに変えた。昔とは性格も全然違うよ。それでも僕は僕だ。今も昔も変わりはない。だから、君も大丈夫。」
彼は私の手を取り、言う、
「だから、嫌いなところは全部僕に言って。1人で抱え込まないで。」
「…っ、」
ずるい。
そんなこと言われたら甘えるしかなくなってしまう。
今にも泣きそうな顔をしているであろう私の、手の甲に。
ルビーはそのままキスを落とした。
「おまかせください。お姫様。」
なんてね、と。
彼は、とても優しく笑った。
主役は大嫌いな私自身
(あれ、急に赤くなったね。)
--------------------
ちょっとナルシストっぽいけど、ロマンチックなセリフを言ってほしいです。
「分からないな。」
彼がポツリと呟いた言葉はあまりに予想通りすぎて笑ってしまった。
そうだよ、分かるはずがない。
だってルビーは自分自身のことが大好きで。
そんなところですら、私と正反対だろう。
「本当に分からない。どうしてだい?」
ルビーは目を真ん丸にさせて、私を見つめ返していた。
「どうしてって、根本的なことだよ。」
ただ単に、考え方の違い。
「根本的…か。僕は別に、そもそも君が引け目を感じるところは1つもないと思うけど。」
「どういう意味?」
「だって君はそんなにcuteな顔をしているじゃないか。足も長くて綺麗だし、ウエストも細いし、手の形だってそんなに魅力的だし…ああそうだ!今度はハロウィンだから魔女を意識した服でも作ってみようか。また採寸させてく」
「ちょっと待った!!」
ばーっと一気に話し出したルビーの言葉を思わず遮る。
なんどか気恥ずかしくなるような言葉がたくさん出てきたし、少し変態じみた発言があった気がするけどこの際気にしない!
「…ルビーは、私の見た目が好みなだけなの?」
恐る恐る。言葉を絞り出す。
もしかしたら彼は、私をコンテストに出すポケモンと同じような感覚で見ているのだろうか。
もしそうなら余計嫌だ。
絶対に無理。彼と付き合ったって自分自身が苦しくなるだけ。
「ぷっ……」
吹き出す音がして、見れば案の定ルビーが笑っていた。
「ああ、ごめんごめん。もちろん
見た目も大好きだからその通りなんだけど、ずいぶん自信たっぷりな発言だと思ってね。」
「違、」
「分かってるよ。そういう意味で言ったわけじゃないって。」
あはは、と悪びれた様子もなく笑うルビー。
私があせる様子を見て楽しむなんてたちが悪い!
でもおかげで少しだけ、真面目なはりつめていた雰囲気が和らいだ気がした。
「…見た目だけが好きなわけじゃないよ。見た目“も”好きだ。一番好きなのは、君自身かな。」
「どういう意味?」
「覚えてるかな。前、君にMIMIの話をしたとき、泣いてくれただろう?そのことがすごく印象的で、今も頭を離れないんだ。」
そんな些細なこと、と言えるはずもなかった。
そう言ったときのルビーの表情はすごく嬉しそうだったから…。
「そんな君だから好きになった。君の“心”を好きになった。だから、大好きな君の願いは叶えてあげたい。君を変えるプロデュースを僕がしてもいいかな?」
「変えるって…ルピーは今の私が好きなんでしょう?」
「少しぐらい性格が変わったって、君が君であることは変わらないよ。前に話したことがあるよね、僕自身、求めるものを強さから美しさに変えた。昔とは性格も全然違うよ。それでも僕は僕だ。今も昔も変わりはない。だから、君も大丈夫。」
彼は私の手を取り、言う、
「だから、嫌いなところは全部僕に言って。1人で抱え込まないで。」
「…っ、」
ずるい。
そんなこと言われたら甘えるしかなくなってしまう。
今にも泣きそうな顔をしているであろう私の、手の甲に。
ルビーはそのままキスを落とした。
「おまかせください。お姫様。」
なんてね、と。
彼は、とても優しく笑った。
主役は大嫌いな私自身
(あれ、急に赤くなったね。)
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ちょっとナルシストっぽいけど、ロマンチックなセリフを言ってほしいです。