言葉遊び~自分のことが嫌いな女の子のことを好きになった男の子の話~
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【RED】
不安を感じたまま、様子を伺うように恐る恐る顔を上げる。
どんな表情してるんだろう。
幻滅したかな。めんどくさいと思われたかな。
彼はどう、思ったんだろう。
ああもういいや、どうだって…、
「…っ、」
そう思ってたのに。
顔を上げて見えたその表情に、
思わず息をのんだ。
なんで、
(そんな優しく笑ってるの…?)
「それなら、大丈夫だって。」
「大丈夫って、なにが、」
「だってさ、自分の嫌いなとこなんて誰にだってあるもんだろ?ここが嫌とか、ここを直したいとか。普通だよ。心配することじゃない。」
「っ、」
彼の言葉にギュッと唇をむすんだ。
違うの、そうじゃない。
そんな単純な、一般的な物じゃない。
そうじゃ、なくて、
「私…は、自分自身が嫌いなの…!全部全部嫌で、好きなとこなんて、1つも、なくて…!レッドみたいに誇れるものだって、何にもなくて…!」
保っていた笑顔がついに崩れた。
「どうせレッドには分からないよ、私の気持ちなんて!レッドはリーグ優勝者で、皆かれ好かれてて、慕われてて、誇れるものいっぱい持ってて…!」
分からない。
ヒーローにはこんな汚い気持ち、分からない。
レッドの前でこんな感情任せに思いをぶつけたのは初めてだ。
言ってしまった後の自己嫌悪から
ギュッと膝の上で拳を握った。
「…あのさ、」
極めて優しい口調と優しい笑みと共に、私の拳の上に、レッドの手が重ねられた。
そこから体温がじんわりと伝わる。
「だったら、俺が全部教える。」
「え…、」
「お前の良いとこ、全部教えるからさ!少しずつでもいいから、それで自分のこと好きになれればいい話だろ?」
「なにそれ。そんなの無理っ…、私の良いとこって、」
「じゃあ試しに1つ。」
大きくもなく、小さくもなく。
それでいて力強い声に、遮られた。
「そうやって普通の人なら気にしないようなこと気にしてるところ。」
「そ、そんなの良いところじゃ、」
「すごく繊細で、すごく心が綺麗なんだなあって思うから。…だから」
ああ、
「側にいてもっともっと知りたいって。そう、思うんだ。」
私はきっとこの人を、もっとずっと好きになる。
そんな、予感がする。
手は、引いてあげるから
(前に進んでみようか)
ーーーーーーーーーーーー
レッド
→嫌いなとこを好きにさせてしまえ!
って感じで(*^_^*)
(でも何よりも大好きなのは、)
(たまに俺にだけみせてくれる)
(その、嬉しそうな笑顔)
不安を感じたまま、様子を伺うように恐る恐る顔を上げる。
どんな表情してるんだろう。
幻滅したかな。めんどくさいと思われたかな。
彼はどう、思ったんだろう。
ああもういいや、どうだって…、
「…っ、」
そう思ってたのに。
顔を上げて見えたその表情に、
思わず息をのんだ。
なんで、
(そんな優しく笑ってるの…?)
「それなら、大丈夫だって。」
「大丈夫って、なにが、」
「だってさ、自分の嫌いなとこなんて誰にだってあるもんだろ?ここが嫌とか、ここを直したいとか。普通だよ。心配することじゃない。」
「っ、」
彼の言葉にギュッと唇をむすんだ。
違うの、そうじゃない。
そんな単純な、一般的な物じゃない。
そうじゃ、なくて、
「私…は、自分自身が嫌いなの…!全部全部嫌で、好きなとこなんて、1つも、なくて…!レッドみたいに誇れるものだって、何にもなくて…!」
保っていた笑顔がついに崩れた。
「どうせレッドには分からないよ、私の気持ちなんて!レッドはリーグ優勝者で、皆かれ好かれてて、慕われてて、誇れるものいっぱい持ってて…!」
分からない。
ヒーローにはこんな汚い気持ち、分からない。
レッドの前でこんな感情任せに思いをぶつけたのは初めてだ。
言ってしまった後の自己嫌悪から
ギュッと膝の上で拳を握った。
「…あのさ、」
極めて優しい口調と優しい笑みと共に、私の拳の上に、レッドの手が重ねられた。
そこから体温がじんわりと伝わる。
「だったら、俺が全部教える。」
「え…、」
「お前の良いとこ、全部教えるからさ!少しずつでもいいから、それで自分のこと好きになれればいい話だろ?」
「なにそれ。そんなの無理っ…、私の良いとこって、」
「じゃあ試しに1つ。」
大きくもなく、小さくもなく。
それでいて力強い声に、遮られた。
「そうやって普通の人なら気にしないようなこと気にしてるところ。」
「そ、そんなの良いところじゃ、」
「すごく繊細で、すごく心が綺麗なんだなあって思うから。…だから」
ああ、
「側にいてもっともっと知りたいって。そう、思うんだ。」
私はきっとこの人を、もっとずっと好きになる。
そんな、予感がする。
手は、引いてあげるから
(前に進んでみようか)
ーーーーーーーーーーーー
レッド
→嫌いなとこを好きにさせてしまえ!
って感じで(*^_^*)
(でも何よりも大好きなのは、)
(たまに俺にだけみせてくれる)
(その、嬉しそうな笑顔)