時候の挨拶を覚えよう
夢小説お名前変換こちらから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
▼3月(イエロー)
暦上では春だけれども、まだ少し肌寒い。
約束の時間の、20分前。
だいぶ早いけれど、そろそろ来るだろう。彼女はそういう人なのだ。
約束をしたとき、いつもいつも時間前には必ず到着して、約束時間になるまでその辺をぶらぶらとして暇をつぶしている。
そのことに気づいたのはごく最近。
どうしてそんな早くに来て待っているんですか?と聞くと、
『もしも遅れちゃったらその時間が勿体無いじゃない?』
『大切な友達と、少しでも長くいたいかさ!』
と、はにかんだ。
僕は椅子にかけてあったカーディガンを羽織って、外へと出る。
「イエロー!え、どうして!?」
ちょうどタイミング良く、チルタリスに乗っている彼女が上空にいた。
今ついたようだ。
大きく目を見開いて心底驚いている様子に、思わず笑ってしまった。
「僕も!早く会いたくて!」
春寒の候・早春の候
(寒さも何も、気にならない)
(少しでも長く、一緒にいようね)
暦上では春だけれども、まだ少し肌寒い。
約束の時間の、20分前。
だいぶ早いけれど、そろそろ来るだろう。彼女はそういう人なのだ。
約束をしたとき、いつもいつも時間前には必ず到着して、約束時間になるまでその辺をぶらぶらとして暇をつぶしている。
そのことに気づいたのはごく最近。
どうしてそんな早くに来て待っているんですか?と聞くと、
『もしも遅れちゃったらその時間が勿体無いじゃない?』
『大切な友達と、少しでも長くいたいかさ!』
と、はにかんだ。
僕は椅子にかけてあったカーディガンを羽織って、外へと出る。
「イエロー!え、どうして!?」
ちょうどタイミング良く、チルタリスに乗っている彼女が上空にいた。
今ついたようだ。
大きく目を見開いて心底驚いている様子に、思わず笑ってしまった。
「僕も!早く会いたくて!」
春寒の候・早春の候
(寒さも何も、気にならない)
(少しでも長く、一緒にいようね)