青春メモリー
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「イミテ。」
「ん?」
「……あまりゴールドとは仲良くするな。」
言ったこと後で深く後悔した。
何言ってるんだ、俺は…。
案の定イミテは首を傾げる。
「どうして?シルバーはゴールドが嫌い?悪い奴じゃないよ?ちょっとバカだけど。」
「いや、そうじゃなくて……やっぱりいい。」
「えー気になるじゃん!なになに?」
「聞くな!//」
「なんかシルバー、顔赤い…。」
「……!//」
イミテが俺の顔を覗きこんだから、体温が上がっていく。
「!……分かった!なるべくゴールドとは話さないようにするよ!//」
「あ、ああ。」
何があったか知らないけど俺の顔を見て急に態度を変え、すんなり聞き入れた彼女。
髪を耳にかけ少し恥ずかしそうに俯いていた。
感づかれたか…?
「でも、まさか、シルバーがそんな…//」
「いや、その……//」
バレてると分かった途端、やけに恥ずかしくなってきた。
「大丈夫、誰にも言わないから//」
「ああ//………え?」
イミテは少し控えめに顔をあげて、戸惑いながら俺の目を見た。
「シルバーが……その…ゴールドのことを…好き、だってこと//」
「な、違っ……!」
俺がゴールドを!?
とんだ勘違いだ!!
思わず席を立ち上がって訂正しようとしたら、先生と大勢のクラスメートの視線がこっちに向いた。
「どうしたの?シルバー君?」
「いや、その……。なんでもない。」
「授業中は静かにしててくださいね。」
「……ああ。」
席につけば今もっとも憎むべき奴―……少し離れた席のゴールドが俺の方を振り返ってきた。
口パクで「バーカ」と言っている。
アイツ……。
俺はため息をつき、黒板を指差して「前向け」とジェスチャー。
ふとイミテに視線を向ければ、ニヤニヤとした様子で俺とゴールドを見ていたようで、慌てて目をそらした。
「おい……。」
「ご、ごめんね!なんか微笑ましくて、つい!//」
「だから違…!」
また大声をだしたから、席の周りの生徒がこっちを振り返って、慌てて口を閉じる。
が、またもやゴールドが振り返ってあざ笑うかのような笑みを浮かべていた。
「とにかく!ゴールドとはあんまり仲良くしないようにするから安心して!」
隣でにっこりと笑ったイミテに、深いため息をついた。
結果オーライ?
(誤解がとければ、な)
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