青春メモリー
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「んー……」
私の前の席なのに、この日彼は振り返っていた
【偽りのない君のままで
】
「あのー、レッドさん?」
なぜだろうなぜだろう?
何で私は同じクラスのレッドにこんなにも顔を見つめられてるんだろう。
あ、もしかして歯に青のりついてるとか!?
いやいや、朝ご飯食べてないし。
…もしかしてクマができてるとか!?
いやいや、昨日はばっちり8時間ぐっすり寝た!
いやー、冬はコタツが天国に感じてつい眠くなっちゃうんだよねー。
そんで朝になってその代償に腰が痛くなる。
今日もそのパターンだし。
……って、そうじゃなくて!
「レッド、私の顔になんかついてる?」
本人に聞いてしまうのが一番早い!
たとえ心に刺さること言われても、今気づけて直せるならいいじゃないか!
いや、レッドに言われるのはちょっとキツいかもしれないけど。
(だってレッドは私の好きな人)
覚悟を決めて聞いたのに、彼はまた「うーん…」と唸り、相変わらず私を見つめている。
「……!//」
そんなに見つめられると照れるじゃん。
というかレッドの顔、綺麗だな。
肌とかはりがあるし、つるつるしてそう。
男の子のくせに羨ましい。
やけに目も大きいし。
どっちかっていうとレッドって童顔だよね。
まあそれなのに性格は正義感強くて、すっごく男らしいところがいいんだけど!
って、何言っちゃってんの私!キャー!
………少し黙ろう。
自己の道つっぱしるの止めよう。
「レッド~?」
「………」
私を見つめっぱなしで返事してくれない彼。
「………」
思わず顔を両手で隠してみた。
「あ!隠すなよ。見えないだろ。」
「えーなにが?」
「イミテの顔!」
「か、顔!?//」
私の顔みても何もいいことないですよ!
むしろ見ないで!
こんなことなら昨日の夜、もっとケアしとくべきだった。
あー!何もしないでコタツで爆睡してた昨日の私が恨めしいっ!
「なんかさー。今日、イミテの顔いつもとちがくねえ?」
「え!?」
顔が違う!?
私の顔は変えられないよ。
好きなように変えられるんだったら、もっといい顔選んでるって。
……自分で言ってて悲しくなってきた。
というかそういう意味じゃない?
…………あっ。