君の誕生日
夢小説お名前変換こちらから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ!レッドせんぱーい!!」
突然、隣を歩いていた彼が大きな声を出して、一直線に走り出した。
「ちょ…ゴールド!」
私も慌てて彼の後を追う。
「おー!ゴールド!」
「グリーン先輩にブルー先輩も、こんちはーッス!」
聞き覚えのある名前に、あれ?と思わず首を傾げた。
「先輩達、なんでジョウトにいるんスか!?もしかして…」
「そうよ!アンタの誕生日を祝うためにカントーからはるばる駆けつけたの!はるばる!」
「ブルー。それ、すげぇ恩着せがましく聞こえる「おめでとー!ゴールド!!」
なんだか全体的に赤い男の人の声を遮って、美人な女の人がゴールドの手をとった。
「いやー、悪いッスね!どうもどうも!」なんて言ってるゴールドの顔は、完全ににやけている。
「で、そっちで可愛い反応してる子はだあれ?もしかして彼女?」
「コイツは「違います!ただの幼なじみです!」
ゴールドに紹介される前に、きっぱりと言いきった。
なんかむしょうにイライラする!気にくわない!
「クリスとシルバーがパーティーの準備してて、今からコイツとそこに行く途中なんスよ。」
「おお!あぶねー!俺ら今からお前の家にプレゼント届けに行くところだったんだぞ。」
「すれ違いになるところだったわ!わざわざはるばるカントーから来たのに。」
「ブルー。そこ、誇張しすぎだって。」
「大体たまたまコイツの誕生日と重なっただけで、もともとは別件でジョウトに来ただけだ「はい!これ、アタシからのプレゼント!!」
今度はムダにイケメンな人の言葉を遮って、ズイッと女の人が箱を渡す。
「おお!やりぃ!ブルー先輩からのプレゼント!」
「ああ、ちょっと。あんまり振り回さないで。形崩れちゃうから。」
「え?中身なんなんスか?」
「ケーキよ!」
「ついさっきそこで買ってきたやつだけどな。」
「もー!グリーンは一言多いわよ!愛情がこもってるんだからいいの!それに、オプション付きなんだから♪」
「オプション…?」
顔をしかめたゴールドに、綺麗な笑みをうかべて、女の人は箱を開けた。
中からでてきたのは、イチゴショート。
「はい、あーん。」
どこからか女の人はフォークを取り出して、ケーキをひとすくいするとゴールドの口元へと運ぶ。
「え…!?こんな道端でケーキ食うんスか!?」
「ええ。…まさかこのブルーさんがここまでしてあげてるのに、断るなんてしないわよね。」
にこり、と綺麗な笑み。
うん…綺麗すぎる作られた笑み。なんか黒いオーラさえ見える。
パクリ、とゴールドはそれを食べた。
「(…あ。)」
ゴールドの口に生クリームがついた。
というか、この女の人、わざとつけたな。
「ああ、ほら。ついてるわよ。」
ブルーさんがそう言って、ゴールドの頬についていたクリームを指でぬぐい、パクリとそのまま自分の口に運ぶ。
「!!!ブルー先輩…さすがッス!それ、男子が女子にやってほしいことベスト3に入りますよ!」
はしゃぐゴールドを尻目に、この人ベタなことするな、なんて冷静に思っていた。
でも美人は絵になるからうらやましい。
「ゴールド。油断しないほうがいいぞー。」
「へ?なんスか?レッド先輩?」
「じゃあゴールド。さっきのオプション、1回千円だから☆振り込み先は、」
「ブルー先輩それぼったくりぃぃぃ!!」
ぎゃあぎゃあ盛り上がる彼らを、ぼぅっと見つめた。
私、今…完全に空気だ。
突然、隣を歩いていた彼が大きな声を出して、一直線に走り出した。
「ちょ…ゴールド!」
私も慌てて彼の後を追う。
「おー!ゴールド!」
「グリーン先輩にブルー先輩も、こんちはーッス!」
聞き覚えのある名前に、あれ?と思わず首を傾げた。
「先輩達、なんでジョウトにいるんスか!?もしかして…」
「そうよ!アンタの誕生日を祝うためにカントーからはるばる駆けつけたの!はるばる!」
「ブルー。それ、すげぇ恩着せがましく聞こえる「おめでとー!ゴールド!!」
なんだか全体的に赤い男の人の声を遮って、美人な女の人がゴールドの手をとった。
「いやー、悪いッスね!どうもどうも!」なんて言ってるゴールドの顔は、完全ににやけている。
「で、そっちで可愛い反応してる子はだあれ?もしかして彼女?」
「コイツは「違います!ただの幼なじみです!」
ゴールドに紹介される前に、きっぱりと言いきった。
なんかむしょうにイライラする!気にくわない!
「クリスとシルバーがパーティーの準備してて、今からコイツとそこに行く途中なんスよ。」
「おお!あぶねー!俺ら今からお前の家にプレゼント届けに行くところだったんだぞ。」
「すれ違いになるところだったわ!わざわざはるばるカントーから来たのに。」
「ブルー。そこ、誇張しすぎだって。」
「大体たまたまコイツの誕生日と重なっただけで、もともとは別件でジョウトに来ただけだ「はい!これ、アタシからのプレゼント!!」
今度はムダにイケメンな人の言葉を遮って、ズイッと女の人が箱を渡す。
「おお!やりぃ!ブルー先輩からのプレゼント!」
「ああ、ちょっと。あんまり振り回さないで。形崩れちゃうから。」
「え?中身なんなんスか?」
「ケーキよ!」
「ついさっきそこで買ってきたやつだけどな。」
「もー!グリーンは一言多いわよ!愛情がこもってるんだからいいの!それに、オプション付きなんだから♪」
「オプション…?」
顔をしかめたゴールドに、綺麗な笑みをうかべて、女の人は箱を開けた。
中からでてきたのは、イチゴショート。
「はい、あーん。」
どこからか女の人はフォークを取り出して、ケーキをひとすくいするとゴールドの口元へと運ぶ。
「え…!?こんな道端でケーキ食うんスか!?」
「ええ。…まさかこのブルーさんがここまでしてあげてるのに、断るなんてしないわよね。」
にこり、と綺麗な笑み。
うん…綺麗すぎる作られた笑み。なんか黒いオーラさえ見える。
パクリ、とゴールドはそれを食べた。
「(…あ。)」
ゴールドの口に生クリームがついた。
というか、この女の人、わざとつけたな。
「ああ、ほら。ついてるわよ。」
ブルーさんがそう言って、ゴールドの頬についていたクリームを指でぬぐい、パクリとそのまま自分の口に運ぶ。
「!!!ブルー先輩…さすがッス!それ、男子が女子にやってほしいことベスト3に入りますよ!」
はしゃぐゴールドを尻目に、この人ベタなことするな、なんて冷静に思っていた。
でも美人は絵になるからうらやましい。
「ゴールド。油断しないほうがいいぞー。」
「へ?なんスか?レッド先輩?」
「じゃあゴールド。さっきのオプション、1回千円だから☆振り込み先は、」
「ブルー先輩それぼったくりぃぃぃ!!」
ぎゃあぎゃあ盛り上がる彼らを、ぼぅっと見つめた。
私、今…完全に空気だ。