僕らの恋模様
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「イミテ、肌白いから黒似合うわね。」
「えー!?ブルーのが似合ってるって!あ、そのかんざし可愛い!」
「これ?実はねシルバーがこの日のために贈ってくれたのよ!」
「うそ!?はー…やっぱシルバー君ってお姉さん思いなんだね―…。」
「ふふ、そういえばこの間もね、「……行くぞ。」
本当に…女の子というものはおしゃべりが好きだ。
このままだと永遠に話してそうなので、グリーンは呆れながら歩きだした。
「せっかちねー…。そんなに早く行きたいの?」
「違う違う。シルバーに嫉妬したんだよ。ね、グリーン?」
「まさか!もし本当だったら明日は雪ね!」
アハハと女子2人の笑い声が聞こえ、グリーンはまたため息をつく。
「はあ…アイツら相手だと疲れる…。」
「はは…。まあその気持ち、少しは分からないでもないけどさ。」
レッドは疲れ気味のグリーンに苦笑いをむけた。
と、彼はいつの間にか追いついたイミテが、隣を歩いていることに気づく。
「わっ!?イミテ!?びっくりした…。」
「ちょっとレッド。人を見て化け物見たような反応しないでよ。傷つくな―。」
「はは、わりいわりい。」
イミテはレッドのほうをジッと見る。
「…ん?どうした?」
「え、ううん!何でもない!…あ、ねえねえ!ヨーヨーつりで勝負しない?」
彼女は近くにヨーヨーつりの屋台を見つけ、嬉しそうに指をさした。
「ヨーヨーつり?普通勝負っていったら金魚掬いじゃないのか?」
「だって金魚って掬っても飼うのが大変なんだもん。浴衣にヨーヨーって何か風流だし、たくさんあっても楽しいし!ねっ?」
「うーん、まあいっか。よし!やろうぜ!」
「やった!ブルー、ヨーヨーつりやってくるね!」
イミテがふりかえりブルーに呼びかける。
レッドもつられてそっちを見れば、何やらグリーンと言い争っているブルーがいた。
「いってらっしゃい。私はグリーンにわたがしの美味しさを伝えてくるわ!」
「俺はそんな甘ったるいもん食べな「行くわよ、グリーン!」
ブルーはグリーンの腕を掴み、半ば強引に歩き出す。
「はは、グリーンも災難だな…って、あれ?」
彼は横にいた彼女がいないことに気づき、辺りをキョロキョロと見回す。
彼女はヨーヨーの入った水槽の前にしゃがみこんでいて、お店の人からコヨリを受けとっているところだった。
「レッド早く!勝負はもう始まってるんだよ!」
「ずっりぃ!」
レッドも慌てて彼女の横にしゃがみ、コヨリを受けとった。